私はこう思う!

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新年に思うこと

藤井 宣惠氏 norie fujii
消費生活アドバイザー/民事調停委員/司法委員

能登半島地震で被害にあわれた方々にお見舞い申し上げます。

この機会に我家の防災リュックのチェックをしました。毎年町内会の防災訓練で配布されていたはずの缶詰、カップラーメン、水が入っていませんでした。昨年、私用で防災訓練に参加できていなかったからです。夫の防災士の帽子、私の聴覚障害者支援のビブス、筆談用のボードはありました。リュックの中身を確認して、いつも充実させておくべきだと思いました。「あるはず」は大敵です。

私は、福山要約筆記サークル「さんりん車」で活動していて、会報に(株)JERA碧南火力発電所を見学したことを書きました。ここは日本最大の石炭火力発電所で、アンモニア混焼の実証実験をしていると。すると会員から、「藤井さんって理系?」「エネルギーに詳しいの?」など声をかけられ、エネルギーのことを話すきっかけになりました。こんなところからも情報共有が始まると実感しました。

また、昨年末、築45年の我家の水回りをリフォームしました。我家のエネルギーについて考える良い機会になりました。60代後半の夫婦が暮らすのはIHコンロが良く、オール電化と考えていたのですが、西日本豪雨を体験者した方々から、断水が長引くのでタンクのある水洗トイレが良いとか、エネルギー供給が1つだとリスクがあるのでガスとの併用が良い、また給湯を都市ガスにすると光熱費が安くなるなどのアドバイスをいただきました。しかし、私的には古い宿舎に住んでいた時、配管のガス漏れがあったのでガス併用には少し抵抗がありました。駅近で大きな道路にも近いので、災害時でも復旧は早いだろうと考えて結局、オール電化にしました。この工事のとき、松山調停協会の研修旅行で行った紫式部ゆかりの寺である石山寺のパンフレットが出てきました。なんと今年の大河です。幸運の印かも。蛇足ですが、林望の源氏物語がお勧めです。現代小説風であり、表紙には源氏香の図も描かれています。

(2024年1月)

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