私はこう思う!

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北の大地に軸足を置いて

出光 ケイ氏 kei idemitsu
スポーツキャスター

最近、治療院への通院をやめました。人前で喋るというただでさえ緊張する生業に加え、車の運転やパソコンなど、肩腰や目の疲れはあっという間に山積。実に4半世紀に渡ってハリ・マッサージをほぼ週1で続けていましたが、それをすっぱり卒業してしまいました。 理由は、今ビジネスで携わっているオフィスに、ラドンカプセルが導入されたから。岩盤浴のように温かく、汗をかいてもべとつかないのが不思議ですが、両国という土地柄もあって、横綱もこっそりやってきます。水をたっぷり飲んで、木でできたロケットのようなカプセルに横たわり、密閉した空間で温湿浴に浸る数十分は至福の時。あまりに気持ち良くて、短時間ながら熟睡した己のいびきで目が覚めることもしばしばです。

ご存じの通り、体温が上がると血の流れが良くなり、免疫力が高まると言われます。日本には入浴という素晴らしい習慣がありますが、近年では運動不足などで筋肉量が低下し、その結果平均体温が50年前と比べて0.7度も下がっているのだそうです。通勤・通学の足や家事の簡略化など、便利さと引き換えに失うものは小さくありません。そこで深い呼吸と共にミストのようなラドンを吸い込むと、五臓六腑にいきわたり、3~4日は細胞の活性化が続くと説明されました。まさに人体実験中ですが、快適です。

ただ「ラドン」と聞いただけで、「あ、原子力は結構です」「放射線はちょっと」という反応もあります。そういう方にはこのETTでも学んだホルミシス効果のお話をさせて頂きますが、中には自然界に普通に放射線が存在することをご存じない方もいらっしゃいます。低線量の放射線は害どころか有益で、じっくり浴びれば活性酸素も抑えられ、アンチエイジングにも効果的。と、納得してラドンの恩恵を受ければ、心身ともに温かい冬を送れそうです。まさに百聞は一見に如かず。正しい知識と前向きな気持ちでより健康的な生活を目指し、ちゃっかり体内保温で冬の電力需要抑制にも協力したいものです。

(2015年10月末)

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